wevox values cardをコードネーム風にアレンジしたらウケが凄くよかった話

去年 2 月あたりにオフサイトを企画しまして、その時アイスブレイクのコンテンツとして wevox values card をコードネーム風にアレンジしたゲームをみんなに遊んで頂きました。かなり反響がよかったので年末年始の時間を使って当時実施したゲームのルールを整理し、チームビルディングのアイスブレイクコンテンツで悩んでいる方のヒントにできればと思います。

紹介

まず wevox values card とコードネームを軽く紹介したいと思います。
wevox values card はアトラエ社より出しているカードで、計 90 枚あって、それぞれのカードに価値観を表す一つの単語が書かれています。詳しい説明は公式サイトを参照していただければと思います。wevox values card のメリットとしてはコンセプト通り価値観の相互理解へ有益だと思います。書かれている単語は全て価値観なので、カード間の優劣が存在していなく否定することは起こり得ないはずです。一方で、既存ルールのゲーム性が弱く盛り上がらない恐れがあります。さらに、チームワークの要素があんまりないので、チームビルディングの目的が果たしにくい面もあります。
一方、コードネームはチェコのヴラーダ・フヴァチルによって 2015 年に考案され、2016 年のドイツ年間ゲーム大賞も受賞した人気ボードゲームです。ルールがシンプルの上、大人数で遊びやすいとの定評があります。Wikipedia のページがあるので、そちらをご参照頂ければわかりやすいと思います。

ルール

準備フェーズ

準備フェーズ

  • wevox values card のセットからランダムで 25 枚を引き、5 X 5 の形になるように卓上へ並べておく。
  • 5 X 5 のマス目がある正解用紙を用意する(コードネームのキーカードと同じコンセプトで各マス目は卓上のカードとそれぞれ対応しているイメージになる)。
  • チームを二つ組んで頂き、それぞれのチームからリーダー(コードネームで言うスパイマスター)を一人選び、他の方はチームメンバー(コードネームで言うエージェント)になる。
  • リーダー達がじゃんけんで先攻を決め、先攻側のリーダーはチームリーダー同士以外誰も見えないように正解用紙を持ち、自分が大事にしている価値観のマスへ丸をつけ、後攻側のリーダーにペンを渡す。
  • 後攻側のリーダーは同様に自分が大事にしている価値観のマスへバツをつける。但し、既にマークされたマスは選択不可。
  • 丸 6 つ、バツ 5 つになるまで両リーダーが上記のマーク作業を繰り返す。

進行フェーズ

進行フェーズ

  • マーク作業が終わったら、先攻側のチームメンバーからゲームを開始し、自チームのリーダーの人柄や性格を十分分析した上リーダーが選択した価値観を予測する。
  • その予測結果は先攻チーム(すなわち自チーム)のリーダーが選んだ価値観ならカードを反時計回りに 90 度回転し、逆に後攻チームのリーダーが選んだ価値観なら時計回りに 90 度回す。誰も選んでいなかった価値観なら裏返す。
  • 自チームのリーダーが選んだ価値観を正しく当てたら、そのまま次のカードを選んで構いません(但し、継続せずスキップを選択しても問題ない)。誰も選んでいなかった価値観、もしくは相手チームのリーダーが選んだ価値観でしたら、相手チームの予測ターンになる。
  • 終了条件を満たすまで上記のフローを繰り返す。

終了フェーズ(終了条件)

終了フェーズ

  • 反時計回りに 90 度回転したカードが 6 つに到達した場合先攻チームの勝ちになり、逆に時計回りに回したカードが 5 つに到達した場合後攻チームの勝ちになる。

反響

思った以上にウケがよかったです。みんな楽しそうに遊んで頂きましたし、フィードバックアンケートの中に「面白かった」・「またやりたい」のような声が多く、「リーダーの意外な一面が知れた」みたいなコメントも頂きました。なので、狙い通りだったと思います。昨今のご時世によりオフラインでの開催が難しくなってきたと思いますが、ちょっと工夫すれば、オンラインで実施することも不可能じゃないと考えていますので、活用していただければと思います。

ちなみに、本日は2021年の元日です。明けましておめでとうございます!